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くたばれ 8o's

         アナログ雑記


In 10 2014

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Category: Contax Ⅲa Carl Zeiss Sonnar50mm f1.5   Tags: ---

Contax






誕生日にとんでもないものを戴いてしまった

Contax Ⅲa

CONTAXではありません

小文字のContaxです

亡きお祖父様の大切なコレクション、棚に飾られて40年ものあいだ動くことのなかった極美品




DSCF1302.jpg


1932年Zeiss Ikonブランドのフラッグシップ機として登場した Contax

このモデルは軍幹部にセレン素子露出メーターを搭載する1954年発売の最終モデル Contax Ⅲa(カラーダイヤル)

ボディ&レンズともに贅を尽くした造りと評価される名器




DSCF1322-のコピー


Contaxのシャッターは1/1250秒を誇る縦走り金属製フォーカルプレーン式

シャッター幕上に強い光線が焦点を結んでも焼けて穴が開く心配がない

スリット幅を厳密にセットした状態で巻き上げ軸に巻き上げられておりシャッターボタンを押すとそのままの幅でフィルムゲート面を通過する方式で

後幕にストッパーなりガバナーなりを噛ませて制御するライカ方式と比較して正確なシャッタースピードが出しやすい

縦走りを採用したのは横走りのライカに対向したという説があるが、短辺を走らせることでシャッター作動を短時間で完了させ移動している被写体の変形を少なくするためである(ウィキペディアより)




DSCF1308.jpg


ところがこの鎧戸が実にトラブルの原因であり、巷のジャンク品とやらそのほとんどこの部分がイカレている

しかし快調なるシャッターと言ったら切るたびに思わずニンマリしてしまうほど心地良い

シャッター音や手に伝わる振動すべてが一級品なのである




DSCF1310.jpg


レンズには当時最速レンズとして名高い Sonnar 50mm f1.5 が付いている

シリアルから1933年製造の最初期モデルか?

このレンズもContaxⅠ発売当時の1932年設計で、ライバルであったエルンスト・ライツが同スペックの Summarit 50mm f1.5を出すのに10年以上掛かったと言われている

Sonnarと言えば例のベルテレ博士のエルノスター進化系ですよ!

これ!




DSCF1307.jpg


思わず頬擦りしたくなるよな?美しいカメラです

当時は家が建つとまで言われた名器も残念なことにフィルムカメラってさほどアンティークとしての価値は無い

でもそんなことどうだっていいじゃないですか

こうして友人のお祖父様が大切にしていたカメラに再び光を与えられるなんて、とっても光栄な事ですよ

これだからカメラってやめられない!(笑)



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テーマ モノクロ    ジャンル 写真



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